今年も窓の外は北風が吹くようになりました。
この時期になると、インテリアの中で一番気になるのが窓周りのカーテンです。
窓周りのカーテンなどをコーディネートすることを、ウインドウトリートメントと言います。
カーテンを取り替えて新しい気持ちで新年を迎えたいと思う方は多いようです。
確かにウインドウトリートメントだけで、空間が驚くほど新鮮で豊かになります。
今日はその実例をご紹介いたします。
最初はとてもドラマティックな実例です。
こちらはシノワズリを感じさせるSACOHのレース。
吊ってある元はギャザーをたっぷり入れて、フリルをつけました。
こうすることで、豊かな窓周りを演出できると同時に、
カーテンレールを隠し天井を高く見せることができます。
なぜこの色をセレクトしたか・・それは・・・
そうなのです。ピアノとのコーディネートでこのファブリックにしました。
この生地は透け感がある割にしっかりとハリがあります。
ですから、あまりギャザーを入れすぎるを広がってしまう。
でもグラマラスな雰囲気も出したいので、
どれくらいのギャザーにするかがセンスの見せ所です。
また、ファブリックを照らすようにダウンライトを取り付け、
生地の美しさをきわだたせるように工夫しました。
うってかわって次は、ピアノ教室のウエイティングルームです。
小さなお子さんがお母様に連れられて、こちらでレッスンの順番を待ちます。
この大きな窓にお勧めしたのはフランスの
CASAMANCEのファブリックで作ったローマンシェード。
シルクとリネンの糸で花柄を織ったとても贅沢なファブリック。
スウイートな中に大人のエレガンスが感じられるシェードを、
幼いお子さんがピアノの音と共に感性のひだにしまって大人になっていく・・・
考えただけでも素敵なこと。ピアノの先生ご夫妻とショールームに行き、
お二人とも一目惚れなさったファブリック。
とても高価なのですが、さすが音楽に親しまれている感性豊かな方々ですね。
次はダイニングスペースのウインドウトリートメントです。
こちらはリネンのナチュラルなファブリック。
「近世ヨーロッパの田園風景の中に佇んでいる女性のドレス」のような
イメージでデザインにしました。
ギャザーは腰の高さから2段にたっぷりとって。
裾はわざと床に10cmほどブレークさせているので、まるで女性のドレスのよう。
でもリネン100%なので手触りがとてもナチュラルです。
毎朝カーテンを開ける時、リネンのさらっとした質感が手に触れて、
きっとなんとも言えない豊かな気分になるでしょう。
これはパリのMeson&Objetというファブリックを中心とした展示会で
インスピレーションを得てデザインしたものです。
私にとって、海外の展示会はデザインソースを得るためにとても重要となっています。
クッションともカラーコーディネートしたので、明るくリズミカルな空間になりました。
食事の時間がより楽しくなりそうです。
Rideauxでは一人一人の暮らしに合わせた
世界でただ一つのウインドウトリートメントをご提案いたします。