『モダンリビング』スタイリングデザイン賞2017にノミネートされました。

ラグジュアリーな住空間で有名な雑誌『モダンリビング』のスタイリングデザイン賞に昨年に引き続きノミネートされました。
インテリアコーディネーターを対象に2016年からスタートしたこの賞は、ノミネート作品がモダンリビングのサイトにアップされ、一番住んでみたいと思える家を一般投票していただき、12月6日のモダンリビングのパーティで受賞者が発表されます。
私の作品は『時を重ねたマンションのインテリア』です。

築40年のマンションのインテリアコーディネートです。
近い将来の建替えを考慮して、簡易なリフォームと家具カーテン、アートなどのコーディネートで、世界で一つだけのオリジナルで豊かな空間に仕上げました。

アートは隠地妙さんという女性の日本画家の明るいエネルギーが感じられるものです。このアートの朱色をお部屋のアクセントカラーにし、クッションやラグをコーディネートしました。

アルフレックスのマレンコというソファは日本の座布団をモチーフにデザインされたものです。これはなんと30年近く使い込まれたもの。
主張のあるエレメント達をつなぐ役割として、3人がけのソファはシンプルなカッシーナのものを選んでいます。
オフホワイトをベースカラーにすることで、クッションやアートなどのアクセントカラーを変えて、インテリアをより楽しむことができます。

このチェアはイタリアトスカーナのチェコッティというブランドのもの。
丁寧に手作りされたチェアの微妙な曲線に、ブランドの技術の高さが表れています。
床は岩手県の栗の無垢材を市松に敷きました。
ミツロウという自然塗料で塗装していますので、赤ちゃんがハイハイしても安心です。裸足で歩いてもとても暖かく心地よいです。

モダンな中に優しさが加わったスタイリングを目指しました。
ノミネートされた作品はどれも素敵で、まさに世界で一つだけのオリジナルな空間に仕上がっています。

インテリアはとても奥が深いです。時間の経過とともに住む人の人生がそこにあらわれ、なんとも味わいのある空間ができていきます。プロとしてそのお手伝いができればとても嬉しいと思います。

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