天然木のトレンドとは?住まい手と作り手をつなぐ。

私たちがインテリアに普段取り入れている木の建材は、フローリングを始め、ドアや壁、家具など沢山ありますが、元になる化粧合板を作っている工場は普段あまり知られていません。無数にある工場の連合組合が「全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会」です。
その全国規模の会合で、トレンドセミナーをさせていただきました。

場所は文京区の林友ビル。様々な木に関わる会社の組合が集まっている建物です。看板の多さでいかにたくさんの企業が木の建材に関わっているかが感じられます。

これらの組合の会員の方々がいらっしゃってこそ、家具やフローリング、ドアなどの製品を安心してお客様にご提案できるわけです。
今話題のホテルなどにもどのようにして突き板を納品なさっているかなど、製品開発をなさっている会社の社長様に直にお話を伺うこともでき、興味深い時間でした。

私が皆様にお伝えできることは、住まい手と直接関わっている立場で、今後どの様に天然木が使われることが、豊かな暮らしにつながるかということです。

下の画像はセミナーで皆様にお配りした資料です。当日はこのような内容でお伝えいたしました。

特に関心を示して頂いたのは、近年のミラノサローネにおける木のトレンドについてでした。どの様な樹種がトレンドになるかは、世界の富裕層の心理、地球の森林開発の状況など様々な条件に左右されています。
でも、一つ言えることは、AIやITなどの先進技術が進めば進むほど、太古の昔から人の暮らしに寄り添っていた天然素材への憧憬は、ますます強まるのではないかということです。

木についての専門知識は、お集まりくださった皆様のほうが、私よりもずっと深いですが、私が皆様にお届けできるのは、住まい手と寄り添っているインテリアコーディネーターとしての見解です。
作り手と住まい手をつないで、そこにより良い製品開発の道が開かれていくことが、私の願いです。

セミナー終了後、皆様が丁寧に書いてくださったアンケートに、とても感動し励まされました。今後もこのようにお役に立てることがありましたら、全国どこへでも飛んでいきます。

全国からお集まりくださり、貴重なお時間をくださった皆様、どうもありがとうございました。
セミナー、建材の企画開発などのご相談は下記にご連絡ください。

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